なぜ揮発性溶剤が良くないですか?
分かったら不便な真実を、適切な製品の使用のためにお知らせします。
すべての化粧品は、化学物質で作られていることご存知ですよね。自然化粧品と呼ばれているものも、結局は、化学物質に天然物質を配合させた製品であると思えばいいです。一般的に、化粧品の中らからは人体に使っても問題がない製品を選んで使うんです。基本的に、神が見事に造られた、私たち人間は、皮膚をはじめ、外部の接触から守るためのシステムが稼動します。
実際、化粧品等級の顔料の最大の基準は、人体に触れたとき、肌の奥深くに入らないように表面処理をしたと理解したら、最も楽です。すなわち、人間の体内に入らず、表面だけで働くようにするのです。
製品を作るためには、異なる成分を混合する作業が必要になります。以前、小学校で学んだように、水に砂糖を混ぜて砂糖水を作ったようにするのです。この時、砂糖を溶かす水を「溶剤」と理解すればいいです。ところが、この溶剤という物質が空気中にさらされたら、すっと揮散してしまうのもあります。これを揮発性溶剤といいますが、問題は、この揮発性溶剤が空気中に揮散するとき、その横にいる人が吸い込むことになるってことです。すなわち、化学物質を人の体内の深くに入れるという意味です。
最も代表的な製品としてマニキュアが挙げられます。マニキュアは塗った後、空気中に揮発され、爪の上に硬化される製品です。
速硬化のためには、より早く空気中に揮散する揮発性溶剤を使用するしかないんです。だからアメリカのネイルサロンでは、食べ物をサロンに持ち込むことは違法と定めています。つまりお客さんがコーヒーを持ってきて飲んでるとき、運悪く(?)取締官が入ってきてその光景を見つけても事業主が罰金を支払わなければならないという規定があるくらいです。そしてネイルサロンの換気は非常に重要であると教育する理由もここにあります。
ところが、ジェルネイル製品にも揮発性物質が入っているんです。マニキュアからする臭いが主にそうです。たまに敏感な方は、その臭いのために嘔吐や吐き気を感じたりもしますが、それはまさにその揮発性の溶剤を吸い込んだからです。
ところがご存知ですか?
最も揮発性の溶剤をたくさん吸い込む人は、今日も美しいお客様の爪のために一日中ジェルネイルボトルやマニキュアのボトルを握って働くネイリストという事実を。
お客様は、1週間に1回、または月に1~2回、約1時間程度の施術をするわけですが、ネイリストは一日中、揮発性の溶剤にさらされています。それを手で握りながら。
私も製品を作る立場から、このような言いたくない話をすることが正しいかどうかについて悩みましたが、人より大事な存在はありません。
正しい認識だけが健康な製品、良い製品が作れる原動力となります。
初めてジェルネイルの魅力にすっかりはまって何も考えず(?)製品を取り扱ってアレルギーでものすごく苦労したことのある私としては、少なくとも私が直接作って体に悪い製品は作りません。賢明なお客様だけが良い製品に発展させることができます。
皆さんが今使っている製品は大丈夫ですか?